第46回おむすび屋巡り。
今回は雑司が谷にある人気おむすび店「山太郎」さんにやってきました。
駅から歩いて数分の住宅街にあり、雑司が谷の街に馴染んでいます。
お昼の閉店時間近くに訪れたのですがラストオーダー後だったので、向かいにあるテイクアウト店でいただくことにしました。
鮭やツナマヨといった定番具材から、人気の肉そぼろ卵黄のような贅沢な一品まで多彩なメニュー。その中で目に留まったのが『スパイシーアヒポキ』。『アヒポキ』はハワイグルメ好きにはご存じの、マグロの切り身とアボカドがメインのハワイの郷土料理です。
まさかこういう形で出会えるとは思いもしていなかったので、まずはこちらを手に入れることにしました。
そしてもう1つ。今まで食べたことない具材は無いかなと目を泳がせていると、『すき焼き』の文字が…!
「コレ、間違いないやつでしょ!」と電撃が脳内に走り、メニューを見るのと同時くらいのスピードで決断を下しました。
あとはこちらのお店で評判の豚汁を追加。お店の暖簾にも豚汁が書かれているので、いただかないわけにはいきません。
これで今回の東京おむすび屋巡り旅の布陣が整いました!
落ち着いて食べられるところまで来たら、いよいよご対面。
気持ち大きめサイズのおむすびに、ちょうど良いサイズの豚汁。
じわじわとくる、この食べる前の胸の高鳴り。写真撮っている時間すらもったいなく感じます。
『スパイシーアヒポキ』
舌が何色にも染まっていない、はじめの一歩は『スパイシーアヒポキ』から。
それにしてもこれは初めて。ハワイ料理のアヒポキを具材にするとは想像力の高さを感じます。
まずは、てっぺんに盛られたアヒポキから食べてみることに。
お!これはガツンと来る!
アボカドのクリーミーさが際立つとともに、ごま油がふわっと鼻をくすぐる。そして、ちょっとピリッとくるところもアクセントになっていて良いじゃないですか。
開始早々、会心の一撃を受けたかのようなパンチある味にクラクラしてきそう。
マグロの食感も負けず劣らずで、これは食べごたえ満点!
お米が主張せず具材の味を存分に楽しめるから、夜のお酒のお供にも良さそうです!
『すき焼き』
この名前を聞いただけでも美味しそうなのがわかる『すき焼き』。
『すき焼き』と米の組み合わせ、合わないわけがないですよね!
いきなりフィナーレを思わせるかのように、頂上に彩られた卵黄×牛肉をパクリ。
思った通り、これは間違いない美味さ。すき焼きの味をまんま頬張っているかのよう!そして、甘辛く味付けられたお肉がなんとも言えない奥深さを演じてくれます。
さらに輪切りのネギは、シャキシャキの食感とちょっとした苦みを持っていて、すき焼きの舞台をより盛り上げてくれる名バイプレイヤー。すき焼きの主役たちがより輝きを放ち、最高の演技を楽しませてくれます。
すき焼きおむすびは、おにぎり界のアカデミー賞を取れるほどの感動的な味わい。自分の中で拍手喝さいの音が鳴り止みませんでした!
最後は看板メニューの一つでもある『豚汁』。
汁を少し飲んだだけで分かるコクある感じ。ただ者ではない感がひしひしと伝わってきます。
食材には豚肉はもちろん、ニンジンやこんにゃく、油揚げなど具だくさん。様々な味と食感を楽しめ、人気なのが頷ける一品でした。
絶品おむすびに豚汁。もう贅沢の極みです!
土日祝はもちろん、平日でもお昼時には行列ができるほど大人気という「山太郎」。
多くの人が並んでもこの味を求めにくるのがとても分かった気がします。
確かにこのクオリティーなら何度でもリピートしたい。池袋駅からも歩けそうな感じがあったので、この辺りに来たらまた立ち寄りたいと思います。
■山太郎
東京都豊島区雑司が谷2-10-7
通常営業時間:本店・テイクアウト店 11:00~15:00
※テイクアウト店のみ16:30~18:30までの営業あり
※日により異なるため、詳細は公式ページをご確認ください
定休日:不定休
Instagram:https://www.instagram.com/yamataro_onigiri/
※2024年2月時点の情報となります。