
日本人のソウルフードの1つ「おむすび」。専門店以外にもコンビニやスーパーなどどこでも置いてあるから、我々にとっては当たり前の光景となっています。
しかし、海外から旅行に来た方々にとってそれは異なる景色となるようです。
かつて、日本各地を旅していた際に、日本人なら悩む値段や具材でも、海外旅行で来られた方はあまり迷われることなく、あっさりと1,000円付近するおむすびを買っていかれました。
これには少し驚きまして、改めておむすびの力を感じたほど。自国には無い日本独自の食ということで、魅力に映っていたのではないかと思われます。
また、見聞きした話では、海外から来られた方が日本のおむすび専門店で修行して、母国でおむすび専門店をオープンしたというのがあります。こういった話は日本人としては非常にうれしく感じますね。
そこで、今回は世界に目を向け、海外にはどんなおむすび専門店があるのかを調査!
さすがに直接行けないので、ネットでできる限り調べてみました。英語だったりその国の言語だったりして、本当に存在するのか不安なところもありましたが、そこそこ情報があるところをご紹介します。
(情報が異なっていたらスミマセン!)
ONIGIRI SUN(アメリカ)
ロサンゼルスにあるアメリカ最大の日本人街「リトル トーキョー」に店舗を構えるおむすび専門店。
鮭やツナはもちろん、海老天や焼肉といった種類もあり幅広いメニューを取り揃えています。
価格は安くて6ドル前後から(およそ900円 ※1ドル150円換算)。高いものになると10ドルを超えるので、日本円にするとかなりの高価格帯のようです。
周辺にはラーメン屋や寿司屋もあって和食の店が豊富。徒歩圏内にはドジャースタジアムもあり、大谷選手をはじめとした日本人メジャープレイヤー目当てに訪れた際には便利かもしれません。
■ONIGIRI SUN
【アメリカ合衆国(ロサンゼルス)】
321 1/4, 1st St, Los Angeles, CA 90012
公式サイト:https://onigirisun.com/
OMUSUBI GONBEI Katagiri GC店(アメリカ)
日本でもチェーン展開していて馴染みのある「おむすび権米衛」が運営している店舗。
Katagiri GC店はアメリカの大都市ニューヨークのマンハッタンにあり、有名なタイムズスクエアやエンパイア・ステート・ビルも近くにあります。なお、ハドソン川を挟んだニュージャージー州側にも「OMUSUBI GONBEI Mitsuwa NJ 店」があります。
メニューの情報については見つけることができなかったのですが、私たちがよく目にする「おむすび権米衛」の定番メニューが中心となっているはず。もしかしたらニューヨークならではの具材があるかもしれません。
アメリカ経済の中心地ともいえるニューヨークのど真ん中にあり、ニューヨーカーたちがおむすび片手にというシーンがイメージできるのは非常にうれしく思いますね!
■OMUSUBI GONBEI Katagiri GC店
【アメリカ合衆国(ニューヨーク)】
370 Lexington Avenue, New York, NY 10017
公式サイト:https://www.omusubi-gonbei.com/shoplist/usa/gonbei-usa2.html
Onigilly Japanese Rice Balls(アメリカ)
サンフランシスコに店舗が集まっているおむすび店「Onigilly Japanese Rice Balls」。
創業者は日本のコウジさんという方で、美味しく健康的で手軽に食べられる代替食としておむすびを現地の方々に紹介しようと思い立ったのが始まりとのことです。
メニューには鮭や梅干し、ツナ、たらこなど日本でも定番のメニューをはじめ、ひじきの煮込みや椎茸など和の食材を使った具材もあり、日本にあっても人気になりそうなメニューが盛りだくさん。値段は4ドル前後になっているので、およそ600円ぐらいといったところでしょうか。高いイメージがありますが、物価の高いアメリカのことを考えれば、もしかしたら安い部類に入るかもしれません。
熱い想いからスタートしたおむすび専門店。アメリカ全土に健康な日本食が届き、そして益々の成長を願っています!
■Onigilly Japanese Rice Balls(Kearny St)
【アメリカ合衆国(サンフランシスコ)】
343 Kearny St, San Francisco, CA 94108
公式サイト:https://onigilly.com/
Zen Musubi(イギリス)
イギリスのロンドンでポップストア展開している「Zen Musubi」。
テムズ川から数キロのところにあり、周辺は栄えている模様。公式サイトやInstagramを見ると、このエリアで土日限定でお店が出るそうです。
メニューには、トリュフサーモンやスパイシー照り焼きチキンなど日本でも人気が出そうな具材がラインナップ。ほかにも、抹茶のような和の要素を感じさせる一品もあります。
唐揚げや枝豆、味噌汁などサイドメニューも豊富。ここに来れば、ジャパニーズグルメを多く堪能できそう。イギリスのど真ん中でもおむすびを味わえるなんて、とても素敵ですね!
■Zen Musubi
【イギリス(ロンドン)】
83 Brick Ln, London E1 6QR
公式サイト:https://www.zenmusubi.co.uk/
Musubi Onigiri Shop(インド)
インドのニューデリーにあるおむすび屋「Musubi Onigiri Shop」。
2024年10月にプレオープンしたとのことで、比較的最近のおむすび屋になります。日本人女性二人で起業したそうで、どこか熱い想いを感じます。
メニューには、昆布や梅といった日本でも定番の具材が多数。さらに、カレーや野菜天ぷら(かき揚げのようなもの)といった現地に配慮したと思われる具材もあります。
SNSを見ると、インドでは好評のようでイベント出店も多々。インドの人々に広まっていき、インド各地に店舗を構えるようになったら見ているこちらとしても嬉しくなりますね!
■Musubi Onigiri Shop
【インド(ニューデリー)】
Shop 12, Pocket 8, Ground Floor, Sector C, Vasant Kunj, New Delhi
Instagram:https://www.instagram.com/musubi.india/
ONIGIRI CAFE OMU(オーストラリア)
オーストラリアのケアンズ中心部に店を構える「ONIGIRI CAFE OMU」。
開業は2004年ということで、20年以上営業しているのは驚き。日本でもこれだけ長くやれているのは、少ない部類に入るのではないでしょうか。
メニューはおむすび以外にも丼や弁当、たこやきや天ぷらといった日本ならではの食が満載!
おむすびの具材には、焼鮭やツナマヨなどの定番をはじめ、煮玉子や肉みそなどバラエティ豊かなラインナップになっています。
店舗画像を見るとテイクアウト専門店のようで、オフィス街で働く人たちを中心に利用されているのだとか。
20年以上の歴史があるのは、その地にいる人々にとってマッチしている証拠。種類も豊富で手軽なおむすびが、国境を越えても愛されているのは日本人としてとても嬉しい限りです!
■ONIGIRI CAFE OMU
【オーストラリア(ケアンズ)】
58 Lake St, shop 33, Orchid Plaza 1F Cairns City, Queensland 4870
公式サイト:https://onigiri-cafe-omu.square.site/
参考サイト:https://pro.gnavi.co.jp/magazine/t_res/cat_7/a_4098/
Onigiri-YA!(アムステルダム)
オランダの首都アムステルダムの中心エリアにある「Onigiri-YA!」。
おむすび専門店というより、日本で売られている食材が並ぶショップに近いです。日本でも海外の食品だけを集めて販売しているお店にありますが、そのイメージです。
Facebookでおむすびの情報を探していると、2025年7月の投稿に画像付きで発見。そこにはToday’s Onigiriとあり、具材には鮭やツナマヨ、梅干し、昆布など定番の顔ぶれの他、うなぎや枝豆と書かれたものも!さらには、Devil’sというのがあり、これはもしかしたら日本でいうところの「悪魔のおにぎり」というものでしょうか、気になる具材も用意しているのは面白いです。
なお、Instagramにはおむすびを持った現地の人と思しき方々が写った画像がたくさん。オランダの人たちにもおむすびが浸透している様子は、見ているだけでも嬉しくなってきます!
■Onigiri-YA!
【オランダ(アムステルダム)】
Ferdinand Bolstraat 37, 1072 LB Amsterdam
Facebook:https://www.facebook.com/onigiriya.eu
参考サイト:https://www.japanesefoodieguide.nl/ja/onigiri-ya/
ONIGIRI YA(カナダ)
カナダのバンクーバーにある「ONIGIRI YA」。バンクーバーの中心地に近いところにあり、ストリートビューで見ると、近隣には様々な国の飲食店やマーケットなど店舗が集まっている賑やかなエリアになっています。
メニューは鮭やツナマヨなどの定番具材のほか、うなぎや豚キムチなど日本でも目にする具材もあり豊富。面白かったのが、鶏むね肉やサバ味噌などが入った「プロテインおにぎり」というのがあるところ(2025年時点)。日本でも出したら注目されそうな個性的なおむすびがあるところも魅力的です。
ほかにも、おむすびの相棒には欠かせない味噌汁や豚汁といった汁物、唐揚げも入った弁当タイプもありThe日本食の雰囲気。
ちなみに、Upされている動画を見るとイートインはできないテイクアウト専門店のようです。
■ONIGIRI YA
【カナダ(バンクーバー)】
545 West Broadway, Vancouver, BC V5Z 1E6
公式サイト:https://www.onigiriya.ca/
にぎりたて MBKセンター店(タイ)
タイのバンコクはMBKセンターにあるおむすび専門店「にぎりたて MBKセンター店」。2024年12月にオープンとのことで、比較的最近のおむすび屋になります。
MBKセンターは繁華街にあるショッピングモールで、2,000店以上の店舗が入っている大型施設。日本でもおなじみのブランドも入っているそうで、非常ににぎやかな施設なんだなというのが画像を見ただけでも伝わってきます。
「にぎりたて」といえば、愛知や大阪エリアに店舗を構えるおむすび屋ですが、ロゴのマークやフォントを見る限りこのブランドの店舗で間違いないかと思います。
タイの店舗の公式サイトが見つからなかったので何とも言えませんが、ベースは「にぎりたて」の具材がメインなのではないかと。そうなると、鮭やツナマヨなどの定番から大葉を入れた個性的なメニューもあるはずです。
ちなみに「にぎりたて MBKセンター店」は、バンコクの3号店目とのこと。「にぎりたて」はここ最近バンコクを攻めているようで、このエリアを中心にこれからも拡大していくのか注目したいところです!
■にぎりたて MBKセンター店
【タイ(バンコク)】
center,444 M.B.K. wangmai,Pathum Ean,Bangkok 10330
参考サイト:https://www.ryutsuu.biz/abroad/q112678.html?doing_wp_cron=1736817315.1744010448455810546875
Tokyo Gohan(ドイツ)
ドイツの首都ベルリンにあるおむすび屋「Tokyo Gohan」。
こちらのお店、なんと大塚の有名店「ぼんご」の味を受け継いでいるようで、「ぼんご」で修行された方が開いたお店なのでしょうか? 確かにおむすびの写真を見ると「ぼんご」で見るおむすびにそっくりです。
具材は大人気の鮭やツナマヨをはじめ、アボカドやきのこの佃煮といったオリジナリティ感じるものまで広範囲。ビーガンにも配慮した表示がされているところも、このお店の丁寧さを窺うことができます。
そのほか、唐揚げや味噌汁などの定番お供から、味玉や枝豆といったちょっとしたおつまみも。「Tokyo-Gohan-Bowl」なる丼もあって、近所にあったら行きたくなるようなメニューが満載になっています。
おむすびを中心とした豊富なラインナップ。ドイツにいらっしゃる方が羨ましくなるほどです!
■Tokyo Gohan
【ドイツ(ベルリン)】
Dieffenbachstraße 68 ,10967 Berlin
公式サイト:https://tokyo-gohan.com/
O-Komé(フランス)
フランスの中心地パリにあるお店「O-Komé」。
近くにはセーヌ川があり、ノートルダム大聖堂からも歩ける距離にあります。
建物に囲まれた通りの中に構える「O-Komé」は、おむすびの専門店というよりは日本の食材を扱ったショップに近いかも。画像を見ると、イートインスペースらしき部分もあるので、この場所でおむすびをいただけるのかもしれません。
おむすびのラインナップはあまり無いようですが、どれもこだわりを感じる想像力の高い内容。わかめや青のりなどを混ぜ込んだ海藻のおむすびや、俵型おむすびの上にエビフライを乗せたものなど厳選のおむすびを提供しているようです(具材は2025年時点)。もしかしたら、日替わりや週替わりでこのあたりは変わってくるものと思われます。
さらに、おむすび以外にも味噌汁や漬物があり、様々な和食に触れられるチャンスも! パリの方々にとって、日本の食文化を感じられるには最適なお店であることは間違いなさそうです!
■O-Komé
【フランス(パリ)】
34 Rue Dauphine 75006 Paris
公式サイト:https://o-kome-onigiri.store/
OMUSUBI GONBEI Paris Palais-Royal店(フランス)
上記アメリカの部分でも出ましたが、こちらも「おむすび権米衛」の店舗。2025年時点で、海外展開しているのはアメリカとフランスの2つの国だけとなっています。
Palais-Royal店はその名の通りパレロワイヤルの近くにあり、ちょっと歩けばルーヴル美術館にも行けるほど。観光客も多いであろう大都市に店を出すのですから、そこには想いや情熱などもあるに違いありません。
メニューは、日本でも定番の鮭やツナマヨもある一方、チキンマヨやトマト&オリーブというヨーロッパの雰囲気らしい具材まであり、多彩なメニューを展開しているようです。
なお「おむすび権米衛」はPalais-Royal店のほかに、この店の近くにRépublique店があり、こちらではイートインもできるそうです。
「おむすび権米衛」がパリにある話は聞いていましたが、実際に調べてみるととても立地の良いところにあり驚き。パリ観光に行って、日本食が恋しくなったら「おむすび権米衛」に行くのもありかもですね。
(どうせ行くならパリならではの食のほうが良いかと思いますが…)
■Tokyo Gohan
【フランス(パリ)】
27 rue des Petits Champs, 75001 Paris
公式サイト:https://www.omusubi-gonbei.com/shoplist/europe/paris.html
京都御握丸ONIMARU 台北長春店(台湾)
台湾の中心地の1つである台北市に店を構える「京都御握丸ONIMARU 台北長春店」。
「京都御握丸ONIMARU」は台北長春店のほかにも、台北市に內湖瑞光店や環球南港店があり、かなり集中出店していることになります。
「京都御握丸ONIMARU」ですが、こちらは日本でも展開している「ごちそう焼むすびおにまる」の店舗の1つ。「おにまる」といえば、私も新宿の店舗に行ったことがあるのですが、個性あふれるおむすびがたくさん並び、非常に楽しい時間を過ごさせていただいたおむすび専門店になります。
▼「ごちそう焼むすび おにまる 西新宿店」はこちら

メニューも日本と同様、おにぎらずの形をした焼きおむすびを中心に、鮭やツナマヨなどの定番具材もしっかりとラインナップ。そのほか、明太子を入れて紫蘇で包んだ一品から味噌のミートソースといった個性的なメニューまで豊かな顔ぶれとなっています。
日本からも近い台湾ですから、食の感性も近いことでしょう。現地の人のみならず、日本人が訪れても満足できるお店なのは間違いないはずです!
■京都御握丸ONIMARU 台北長春店
【台湾(台北市)】
台湾台北市南港區忠孝東路七段371號B1
公式サイト:https://onimartaiwan.my.canva.site/20250820
とんありおにぎり(韓国)
2025年2月にソウルにオープンしたというおむすびの専門店「とんありおにぎり」。
ソウル在住の日本人が開業したそうで、1日に400個も売り上げているそうです。
メニューを見てみると定番具材を中心に様々なラインナップ。おむすび以外にもいなり寿司があったり、唐揚げや玉子焼きがあったりと脇役たちも充実しているようです。
韓国には三角型のキンパがあるようで、日本でいうおむすびは向こうでいうとそれを指すらしい。そこに日本式のおむすびが加わってどう広まっていくか気になるところです。
食文化は近いので口には合うはず。韓国グルメ好きの日本人が多いことから、日本食も韓国の方に馴染みやすいと思われます。将来的には、おむすびを通じて日韓のタッグが見れるのを楽しみにしたいです!
■とんありおにぎり
【韓国(ソウル)】
42 Saemunan-ro, Jongno District, Seoul
参考サイト:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/10/573482_1.php
今回調べた限りでは、アメリカやアジア、ヨーロッパに点在していたので、様々な国にまだまだ多くのおむすび専門店が存在していると思われます。
日本人にはあって当たり前なおむすびが、こうやってワールドワイドに広がっているのは非常に嬉しいこと。もっともっと進化して、いつか世界中の方々が日常的におむすび片手に仕事していたり、勉強していたりするシーンが訪れるのを願っています!
